この記事のまとめ
・みんなで「ウェイ」するのが好きな人とは特性が違うため、ストレスになることがある
・ちょっと会った事がある人の事を「友達」という人が結構いるため、他人の友達数を多く認識していることがある
・一人の時間はリラックスや自律性を高めるという研究がある
友達がいない・少ないと悩む方がいますが、友達が少ないことのポジティブな側面を見落としている人が多いです。
そこで「友達が少ないからダメだ…」という発想をすると沼にハマります。
自分の特性を理解して、エンジョイすればいいだけなのです。
今回はまともな人の方が友達がいない理由について心理学的側面から解説していきます!
深い思考をするのが好きだから
人間の性格には多様性があり、自分の関心や価値観を重視する人がいます。
わたしなどは論文を読んだり思考を深めたりするのが好きですから、一人の時間は全然苦にならないタイプです。
というよりも、ある程度一人の時間がほしいと思うタイプです。
「論文を読んだり勉強するのが好き」という時点で普通よりちょっとズレている自覚があります。自分で言うのもなんですがオタク気質ですね。
この手のタイプは、人付き合いが多すぎるとストレスを感じる時があります。
みんなで騒ぐのが好きな人とは特性が違う
わたしもこの気質が変にスレてしまい、「勉強しない人は向上心がない」とこじらせていた時期もあるのですが、さすがにここまでいってしまうと中二病的でよろしくありません。
このような考えでは自分が苦しくなります。
学ぶのが好きかどうかは、ただの好みや傾向の問題、というのが正確で健康的な考えでしょう。
みんなでワイワイするのが好きな人もいれば、自分でじっくり知識や思考の深みを探究するのが好きな人もいる、それだけのことです。
ですから、「ウェーイ」するのが好きな人は、ウェイが好きな人同士大人数で連めばいいのです。
わたしはそうではないので、付き合い程度のほどよいつながりで満足し、知識を掘り下げることにより魅力を感じるタイプです。
ここで無理に「ウェーイ」の人を基準にして友達を作ろうと思うと、わたしのようなタイプにとってはちょっとしんどくなってしまいます。
「こんな騒ぎ方するなんて、ちょっとヘンだよ」
と思うのですが、相手からするとヘンなのはわたしなのでしょう。気持ちはわかる。
他者を基準にしてしまう。これがまともな人ほど友達が少ないと感じる理由です。
たくさん友達と交流すればいいってもんじゃない理由
でも、人との交流は多い方がいいのでは…?と思う方もいるかもしれません。
ですが、人付き合いは多ければ多い方がいいってもんでもなさそうなのです。
実は、多すぎる一人の時間は幸福度を低下させるリスクがあるものの、リラックスによるストレス軽減や自律性を高めるというメリットもあるようです。さらに、自分で一人の時間を選んだかどうかによっても、そのデメリットがどう出るか影響します。(Weinstein, Netta.2023)1)
つまり、人付き合いの適量は人それぞれと言えそうです。
人と比べて友達が多い少ないというのはあまり意味がなさそうですね。
ですから、「自分にはちょっと合わないな…」という人と無理に会ったり交流するのも一つですが、一人の時間を選ぶこともできます。
必要に応じて「一人の方がいいな」と自分で選んで行動するということが大事そうですね。
わたしが相手と合わないなと思ってしまった話
ここからはわたしの経験になりますが、「ちょっとこの人変だよ」と思っても、ただ自分とのタイプが違うだけのことが多いです。
たとえば、「くそー!昨日結構負けちまったぜ!次こそは勝つ!」みたいなことを言う人と、「大数の法則からすると、期待値はマイナスですからやればやるほど確実に負けますよ」と言う人と話が合いそうですか?
お互いに「何言ってるんだ」と思ってそうですよね(笑)
もちろん言うまでもなく、後者はわたしです。
このタイプの人とわたしが無理に友人になろうとしても、「言いたいこと言えないな」とか「さっぱり理解できん」と感じてしんどくなりがちです。
結局は、興味関心や価値観の違いだと思います。
合理性に魅力を感じる人もいれば、その時を楽しむことに魅力を感じる人もいます。
アリとキリギリス、どちらの生き方も正解ですが、アリがキリギリスのグループに入るとちょっとしんどくなりがちになります。
アリはアリでOK、キリギリスもキリギリスでOKと考えましょう。
そもそも、「みんな友達が多い」ってホントか?
「でも、他の人は友達がたくさんいて…」
と引け目を感じる人がいるかもしれませんが、そもそも他の人の言う「友人」とはなんでしょうか?
わたしにもウェーイ系の知り合いがいるのですが、どうもその人の言う「友達」がアヤシイ。
話をよく聞くと、その人の言う友達とはちょっと会ったことあるだけの人のことです。
一回飲んだことがあるだけなのに…?
その人は「あの人知ってる」「その仕事なら友達がいる」。
海外旅行で「トモダチ、トモダチ」と話しかけてくる客引きのことも友達だと言いそうな勢いです。
その定義ならわたしにもそれなりに多くの友達がいることになりますが、それはちょっと違う気がします。
ですから、他の人と友人の数を比べても、けっこう当てになりません。
彼らはただ会ったことあるだけの人のことを「友達」と言ってたりしますから、あなたの考える友人の定義とは全然違うことがよくあるのです。
このような友人の数比べは、ほとんど意味がないどころか事実の認識が違うせいで混乱を招くので注意しましょう。
わたしのようなタイプがうまくやっていくには
とはいえ、まったく一人でいるよりも少数精鋭で友人がいた方がいいという点は、わたしも同意します。
つらい時に助けてくれたり、話を聞いてくれたり、一緒に遊んだりすることはやはり幸福度にプラスになりますからね。社会人の友人の作り方の過去記事を書いていますので、そちらも読んでみてください。
友達作りには型がありますから、型をきっかけに気の合う人と友達になっていけばいいのです。たくさんいる必要はありません。
それから、わたしと同じように心や思考に潜るのが好きなあなたには、賢くなる心理学やお悩み相談と自己改善の心理学のカテゴリの記事をどうぞ。
きっとあなたの知的好奇心を満たしてくれると思いますよ。
引用・参考文献
1)Weinstein, Netta, et al. “Balance between solitude and socializing: Everyday solitude time both benefits and harms well-being.” Scientific Reports 13.1 (2023): 21160.
