【これはダメ!】マッチングアプリで会っても1回目で終わるワケ

メッセージのやり取り 恋愛心理学

マッチングアプリで二回目デートに繋がらない!そう悩んでいませんか?

ですが悲観する事はありません。一回目のデートに到達しているのですから、あなたには十分魅力があるのです。

ただし、あなたはオンラインでの出会いでやってはいけない事をしていまっているかもしれません。

なぜ一会えても回目で終わってしまうのか?どうすれば二回目のデートに繋げられるのか?いつものようにエビデンスを元に対策を解説していきます!

会った後に嘘がわかると、相手は思っているより許してくれない

2019年Sharabiらの論文で、「オンラインデートのウソ」というタイトルになります。詳細は以下の通り。1)

  • オンラインデートの参加者は、メッセージ上でのやりとりである程度ウソをつかれると疑っており、多少の嘘は許されると思っている(男性なら身長を、女性なら体重を良く見せるなど)
  • オンライン上のやりとりでウソをついていた事が最初の対面デートでわかると、好感度が下がり、身体的・社会的魅力が低下し、将来のパートナーとしての評価と負の相関があった。
  • 全体として、相手から不誠実と認識されると初デートは失敗だと思われやすい
  • 自分を良く見せようと話を盛る事は、相手は思ったより許容してくれないかもしれないぞ!

というわけで、不信感を持たれると将来のパートナーとして不適格と思われ、魅力や好感度まで下がってしまうようです。

つまり、当日ミスった記憶もないけれど二回目に繋がらなかったというのは会う前のメッセージのやりとりで既にミスっている可能性があるという事です。

良く見せようとしすぎると二回目に繋がらない

人間誰しも自分を良く見せたいという思いが働きますから、これはお互い様の部分もあります。たとえばこの論文では男性は高身長に、女性は体重を軽く偽る傾向にあるとも述べられています。1)ただし、これくらいなら相手も大きな問題とは考えないだろうとも言われているわけです。

しかし話している内容がまるでウソだった場合、一回目会うまでは良かったとしても二回目以降関係を続ける事は非常に難しくなるという事は知っておいた方が良さそうです。

悪い例1:職業やステータスを盛る

たとえば会社役員だと言っていたのに実はニートでしたというのは誰がどう考えてもウソをついていることになります。そのような言動は不誠実ですから不信感を持たれますし、会社役員→ニートというコントラストも働いて本来の状態よりさらに魅力が下がってしまいます。

このようなウソは倫理的に良くないだけではなく、そこから発展する可能性も下げてしまいますから職業を偽る事は全くメリットのない行動になります。あまりにもオンラインのメッセージで良く見せようと盛りすぎると、実際に会ってからベリーハードモードになるという事を念頭において誠実に振る舞う事をおすすめします。

2回目のデートに繋がるメッセージのポイント

では、一回目だけで終わらない、恋愛関係に移行しやすいメッセージのやりとりとは何かについて解説していきます。

結論から言うと言いたくない事は言わなくていいけどなるべく正直に話せという事なのですが、少し詳しく解説していきます。

一回目のデートで決まらない事を思い出す

はい、まずはこれです。

会いたい気持ちが先走って話を盛りたくなる気持ちはわかりますが、ゴールを「一回会う事」に定めてしまうと二回目以降や長期的な恋愛関係になる可能性を下げる事になります。もしオンラインの出会いを婚活のために行っているとするなら、ウソのように話を盛りすぎるとその最終目的と相反する事になります。ウソをついた挙句、成果が出ない。これは明らかにまずい戦略です。

リアルに会える数を増やす事は決して間違っていないのですが、オンラインでの恋愛には段階があります。

マッチ→メッセージ→初回のデート→二回目会う→‥→お付き合い→‥→結婚

このように、初回のデートというのはただの通過点にすぎません。この目先の一回会う事だけに注目しすぎると、最終的な成功確率を下げてしまっているという事です。あなたがデートするのはただの楽しみですか?それとも婚活のように運命の男性女性と出会うためですか?

もし後者であれば、不信感を抱かれるようなウソをついてまで会う数を増やす事は最終的なゴールに対して遠ざかる事になります。なぜなら、その行動は好感度も、魅力も、将来の恋愛パートナーとしての評価もすべて下げる行動だからです。

つまり、ウソをつくと初回デートまでの確率は高くなるかもしれないけれど、二回目に繋がる確率を著しく下げているのです。結果的に、一回目までは良くても実際に会ったらうまくいかないという事を繰り返し、自信喪失する事になります。これはあなたに魅力がないのではなく、戦略が間違っているからです。

自分がされたら許容できる話の「盛り方」か?

人の心を読むコールドリーディングの記事でも書きましたが、相手の感情や考えを推測するには相手の立場に置き換えるのが一番です。つまり、「自分がそのウソをつかれたら許容できるか?」という事を念頭に置いて話を盛る範囲を決めれば不誠実とは思われにくいです。

悪い例2:興味のない趣味に話を合わせすぎる

たとえば、相手がキャンプが好きで、それに合わせて全く好きでもないのに「私もキャンプが好きです、良く行ってます」と言って意気投合したとしましょう。相手はおそらく

「一緒にキャンプに行ったり、キャンプ道具を一緒に見に行くのも楽しそうだな。できれば友達とも一緒にキャンプに行って、ワイワイ楽しめたら嬉しいな。キャンプギアにこだわりはあるのかな、色々聞いてみよう」

なんて思いながら初デートを楽しみにしているでしょう。

ところがどっこい、実際に会うと「虫キライだしキャンプとか全くした事ないんですよね。キャンプは苦手です」と言われたらどうでしょうか。自分の趣味を否定されたような気持ちにもなるし、裏切られたような気分にもなるかもしれません。このようなウソが露呈するとオンラインメッセージ上のイメージで気持ちが盛り上がってしまった反動もあり、やはり二回目には繋がらないということですね。

特に相手の趣味や、重要視しているポイントについては偽りなく述べた方が良いでしょう。

悪い例3:ウケのよさそうな性格を設定してしまう

他にも、オンラインでは「初対面ではすぐに打ち解けられるタイプで楽しいのが大好き!」みたいなキャラだったはずなのに、実際会ったら「実は人見知りです」となれば相手も困惑するでしょう。

今回挙げた3つの悪い例の中でも、初回会えても二度目に繋がらないという人はこれに当てはまる事が多いです。オンラインとオフラインで別人になってしまっているのです。相手もオンラインでやりとりをしたイメージを持って来ますから、別人が来たのでは続かないのも当然です。そりゃびっくりしますよ。

オンライン上では陽キャを演じる事ができても、対面で本来と違うキャラを演じる事は難しいです。人見知りなら、ポジティブに「控えめで気配りができるタイプ」とか言えばいいのであって、オンラインで無理をすると会った時にお互い困ります

可能な限り正直に、それでも盛ってしまったら自分から話す

それでも話を少し盛ってしまったらどうするか。

答えはシンプルです。不誠実だと不信感を持たれるとありますから、どうせウソがわかってしまうのならバレる前にこちらから打ち明けてしまった方が良いです。なぜなら、自分から打ち明けるという行動そのものが誠実さのサインになりますから、理由を話せば不誠実とは思われにくいでしょう。

そもそも話なんて盛らなくとも、一回目に会う約束を取り付けられているあなたには内面外面共に一定以上の魅力があると考える方が妥当です。なぜなら、人間全てにおいてウソをつく事はできませんから、ウソを言ってしまった事も一部分だけのはずです。よって、あなたは大部分においてマッチングアプリで十分通用する魅力を既に持っていると考える方が自然です。

それならば、あまり自分を良く見せようと無理な盛り方は最初からつかず、むしろ「ウソをつく事で二回目に繋がる可能性を下げてしまっているのだ!」と考えて実際に会った時の誠実さをアピールする戦略の方が二回目以降に繋がる確率が高まるでしょう。

もう一度論文の内容を引用すると、「最初の対面デートでウソをついていた事がわかると、好感度が下がり、身体的・社会的魅力が低下し、将来のパートナーとしての評価と負の相関1)していたのです。ウソが露呈する事で、見た目も、好感度も、ステータスの魅力も、将来的なパートナーとしての資質も低くなってしまいます。

二回目に繋がらない人は、初回デートまでにメッセージで無理な盛り方をしていないか振り返ってみましょう。

ベースを上げて恋愛強者になる方法

そもそも今の自分に自信が無いからウソをついてまで会おうとしてしまうのですよね。

ならばシンプルに、あなたの恋愛力そのものを高めて自信をつけるという方法もあります。以下の記事などを参考にしてあなたの魅力をベースアップしてしまいましょう。

 他にも恋愛心理学の他の記事や、心理学にも好印象を与える方法が掲載されていますので併せて参考にしていただければと思います。一緒に頑張りましょう!

引用・参考文献

1)Sharabi, Liesel L., and John P. Caughlin. “Deception in online dating: Significance and implications for the first offline date.” New Media & Society 21.1 (2019): 229-247.

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