このページまで来てくれたあなたは、本ブログの入門的なテクニックや知識では満足できず、もっと深く実践的な心理学に興味があるはずです。
もっと日常生活や仕事で使える、研究論文のリサーチとより深く考察し掘り下げた、サイエンスライター・Harukaの著作セレクションをお楽しみください。
心理学と科学で導く出世の法則: 上に行く人・行けない人
R7.11.9に発売された私の最新刊です。
本書は「出世は能力だけでは決まるほど単純じゃないから、先手を打って対策しようぜ!」といったコンセプトで書かれています。
もちろん、いつもどおりエビデンスを元に書かれています。
出世を狙う時に、優秀な人ほど「もっともっともっとスキルアップしよう!」と考え、かえって出世できない沼にハマることがあります。
スキルアップ自体は悪くないのですが、他の要素を無視すると沼るぞ!というわけです。
そして本書においてメインに据えられているのが「上司・会社からの信頼」です。
上司や会社から信頼されると出世しやすく、不信感を持たれると出世しにくい。当然ですね。
ところが、ブログでも信頼について書いたことがあるものの、信頼というテーマは抽象的過ぎて「で、具体的に何をすればいいの?」となりやすいのが困りもの。
たとえば、「みなさん!誠実だと信頼されやすいんですよ!」と言われたところで「ふうん」「でしょうね」としかならないでしょう。
そこで、出世という文脈に絞り、具体的な対策と出世に関する研究をリサーチし、出世の法則として書き下ろされたのがこちらになります。
信頼や評価を高めるテクニック的な事ももちろん書いてはいるのですが、私的には「Ⅲ章:出世する性格とは?」や「Ⅳ章:出世に必要な人間関係を攻略せよ!」の内容と対策がおすすめです。
特に出世を胸に秘める20~40代の方は、ぜひ読んでいただければと思います。
カリスマの心理学
研究論文をベースに、科学的にカリスマ性を高める方法について深く考察したものになります。
ブログでもカリスマに関する記事は書いているのですが、どうしても人前で多数に語りかけるといったような、一定の立場や実績がある人しか使えないようなものが多いです。
カリスマはスターや教祖をイメージしてもらってもわかるように、一人vs大衆といった構造になりやすいのです。
しかし、
「いやいや、その一定の立場に行くまでが困ってるんですよ」
「むしろ1対1での影響力を増したいのだが?」
という意見もあり、ブログの内容は使いにくいというのが事実。
そのご意見を踏まえて、本書はむしろ日常生活で人を惹きつけるという点にスポットを当てています。
具体的には、以下のような状況で役に立つでしょう。
- 人を惹きつけるので、友人・人脈作りで有利
- プレゼンや面接で好印象を持たれやすい
- 魅力を伝えられるため恋愛上手になる
- 「お願い」「ごめんね」が通りやすくなる
- 自分の意見が通りやすく、出世に繋げられる
このように、日常生活でカリスマ性を発揮するには?というポイントを煮詰めたものになります。
自分の能力や魅力にゲタを履かせるようなカリスマになりたい人はぜひ手に取ってみてください。
静かな退職者に送る生存戦術マニュアル
本書のコンセプトは静かな退職のデメリットを無効化して楽しもう!ということを徹底リサーチ&考察したものになります。
サンプルでⅠ章の途中まで無料で読めます。
というのも、静かな退職には
「静かな退職って良さそうだけど、白い目で見られちゃうんじゃないの?居心地悪いのは嫌だなぁ」
「将来転職しなきゃいけない時に困るのもなぁ…」
「リストラの対象になりやすいってウワサもあるし…」
という長期的なデメリットや不安があるからなのですね。
それならば、これらの問題をクリアすればいいわけです。
そして、この問題をクリアするにはうまく回せる仕事術やスキルが必要になってきます。
シビアな話になりますが、仕事ができない人に静かな退職はムリです。
本書の考える静かな退職者最終形態とは、
「やる気はなく割り切っているが、無駄な事はせず効率がいいのでラクで余力がある。
しかも適応力があるから、会社が潰れたりしても転職先で働くのにも困らないというリスクヘッジがされている」
というものです。
私は本書と相反するような心理学と科学で導く出世の法則なんて本も書いていますが、共通するのは知識があって優秀な人は、自分の好きな生き方を選べるという点です。
仕事にフルコミットして出世するのも人生です。しかし趣味に時間を費やしたり、婚活をしたり家族との時間を楽しむのもまた素晴らしい人生です。
それを選ぶ事ができるのは賢い人の特権です。
そして本書では、憂いなくスマートに静かな退職をするために研究論文から導いた科学的メソッドを7つ紹介しています。
あなたもコスパよく仕事を片付け、将来困らない適応力を身に着け、ハッピーな静かな退職を目指しましょう!




