恋愛は顔が全てなのか?科学で顔ゲーを攻略する

見つめる二人 恋愛心理学

結局、世の中顔なのか?

確かに恋愛は顔が重要です。ですが、顔ゲーだとしてもやりようはあります。‥これはべつに私の願望というわけではなく、エビデンスがあります。

今回は顔ゲーと呼ばれる恋愛を攻略するために、外見的魅力を高める方法について科学的根拠を元に解説していきます!

恋愛において顔はどこまで通用するのか?

 今回参考にするのは2005年Evolution and human behaviorに掲載されたRhodesらの論文で、マイルドに言うと「外見的魅力は異性からのモテに寄与するか?」といった内容になります。1)詳細は以下の通り。

  • の魅力が高いと、男性は短期の恋愛で有利!女性は長期恋愛のパートナー数が多かった!
  • 身体的な魅力では男性は短期的なモテに相関があったが、女性は相関がなかった!
  • 男性のモテに対しては顔の魅力と身体的魅力は独立して関与するが、女性は顔だけがモテに関与していた

美人とイケメンでは容姿の判断基準が別

先ほどの研究からすると、どうやら男性と女性で外見的魅力の評価項目が違うようです。もう一度整理して考察してみましょう。

イケメンの魅力=顔+体

男性は顔でも身体面でも外見的魅力が高い短期恋愛で特に有利という結果が出ていましたね。そりゃそうです。イケメンは瞬発力勝負で強い、これは仕方がありません。そして、イケメンでいいスタイルをしているとチャラそうであまり良くないイメージですが、長期的なパートナーを得ることに対してもマイナスに働くことはなく、長期的恋愛にもデメリットはありません無敵ですね。

よって、「恋愛ではイケメンでスタイルが良いと有利ですか?」という質問には「長短期に関わらず、どんな恋愛だろうがイエス」という回答になります。

男性は体を鍛えることで得点ができる

しかし重要なのは、男性の場合は顔だけではなく身体面でも得点をする事ができるという点です。ここを見逃してはいけません

男性の顔と身体の魅力は別項目で採点されるという事です。顔が国語だったら身体は数学というわけですね。国語の伸び代に限界があっても数学でガッツリ評価を稼げば平均評定は上がりますよね。同じように、身体を鍛えてマクれば、だらしないイケメンにも魅力で肉薄できというわけです!

というよりイケメンの構成要素には顔だけではなく身体の魅力も含まれていると考えられます。ですから、まず男性は体を鍛えて良いスタイルになりましょうということですね。

そう考えると、雰囲気イケメンというのは顔はそうでもないけど身体面の魅力が高い人の事かもしれません。確かに雰囲気イケメンは均整のとれた身体をしている印象があります。男性諸君は筋トレなどを行ってガンガン加点を狙っていきましょう。

美人の魅力=顔

おいおいふざけるんじゃないよ

と言いたくなるような結果ですが、Rhodesさんに怒りをぶつけても仕方がありません。

研究結果の事実は事実として受け止めて考察しましょう。まず、女性の顔の魅力は長期のパートナー数と関係がありました。「男性は女性のことを顔で選んでるんですか?」という質問に対しての回答は「はいそうです」になります。しかも短期ではなく長期のパートナー選びでです。つらいですね。

美人は言い寄られたり大変そうなイメージがありますが、あくまで長期パートナー数と関係があるという結果ですので、どうやら美人はガードがしっかりしているみたいですね。

この点について考察しますと、パートナーの人数に反映されなくとも女性の顔の魅力が短期的モテに寄与することは当然考えられます。となると、美人の方がチャンスは多いのだけれど、選球眼がしっかりしているので長期的な関係になるような誠実な男性を選ぶことができている。こう考えるとしっくりきます。美人は選球眼が良く、チャンスを射止める実力もある。ソフトバンクの近藤健介みたいですね。

美人はたくさんのチャンスがある。チャンスがたくさんあるから焦らなくてもいい。だから相手がいい人かどうかじっくり見極める余裕がある。だから関係が長続きする。そう読めなくもありません。皆さん、美人に対してアプローチするなら中長期戦がいいかもしれませんよ

女性の魅力を上げる方法としては顔の影響が大きいと考えられますから、メイクが対策の基本になります。そう考えると、歴史を見てもメイクは主に女性がするもので、男性はあまりしない傾向にあるというのは理にかなっていると言えるかもしれません。魅力的なメイクやプロダクトについては【赤の科学】女性の魅力を増す赤の使い方の記事も参考にしてみてください。

男性は顔から女性のスタイルの魅力を判断してくる

ここで意外だったのが、「女性の身体的な魅力はモテと関係なかったよー」という結果です。男性諸君には申し訳ないのですが、これは非常に意外な話です。

この論文の著者も不可解に思ったのかこの点について考察しており、「女性の顔の魅力と身体面の魅力には相関があるので、男性は顔から身体的魅力を判断できているのかもしれない」と述べています。1)つまり、男性は女性の顔からスタイルをうまいこと推測できている可能性があると言うのです!なんと恐ろしい!

この点について私なりに考察しますと、男性の身体的な魅力というのは筋肉量である事が多いです。鍛えているかたくましい体つきといったものは顔からは判断できず、やはりスタイルを見ないとわからないというのは頷けます。

一方で、女性は筋肉質である事はそこまで重要視されません。むしろ太り過ぎではないか、痩せすぎではないかといった体脂肪量などの影響が男性と比べると大きいでしょう。部分痩せというのは残念ながらほとんど不可能ですから、それならば確かにフェイスラインなどを見るだけでも体型というものはおおよそ見当がつくと考えられます。

つまり、男性は女性の顔だけで判断しているのではなく、顔を見るだけで身体面の魅力まで含めた判断をしていると考えられるわけですね。この辺りの男性の効率性というか判断力はなんというか‥すごいですね(語彙力)。

男女別外見的魅力アップ対策方法

以上のように、男女ごとに外見的魅力で見られているポイントは微妙に違うわけです。その点を含めて対策方法を学び、あなたの外見的魅力を効率的に高めていきましょう。

男性編:まず眉毛から。それから身体を引き締めて鍛えろ!

清潔感を装備してから身体を引き締めよう!

男性は化粧で魅力を上げたりする事が難しいので、顔の魅力に関しては眉毛を整えたりするなど最低限の対策をすればOKです。なぜなら眉毛の印象はかなり大きく、いわゆる「チー牛」の人達の眉毛を見ると伸び散らかしている事が多いです。顔の魅力を底上げするためにも眉毛と髪くらいは整えましょう。マスクをしているとより目元が際立ってしまいますしね。

これによって、第一印象で「清潔感がある」という状態になります。清潔感があるというのが女性にとっての第一関門であり、トレーニングをして身体面の魅力を高めても清潔感がないと余裕で足切りを喰らいますリングに上がるためにはまず清潔感を装備してください。それに、私の好みになりますが眉毛が整えられていると意思が強く見え、頼り甲斐があるように見えます

眉毛の整え方ですが、眉毛には流行りがあるのも事実です。ですがいきなり平安時代の眉毛が流行ったりするわけではありませんからオーソドックスなものにしておけば大丈夫です。変に気合いを入れすぎると一昔前の田舎のヤンキーみたいになる恐れがありますので、何事も最初は基本を踏襲してください。やり方がわからない人は整え方のマニュアルがついた眉毛はさみを購入して見ながら行うと知識の面でも安心です。最初はマニュアル通りやってください。マニュアルと道具が一通り揃ったものなら、表参道メンズ美容師監修 眉毛はさみセットあたりが良いのではないでしょうか。

こうして眉毛を整え清潔感を装備したあなたは、続いて身体を引き締める事をおすすめします。眉毛を整えることは当然手っ取り早く成果が出るため先に紹介しましたが、トレーニングの成果が出るには時間がかかります。へこたれないように、リカバリーのためのフルーツなどの食事やプロテイン、また効率の良いトレーニング方法なども紹介していますのでこちらを参考にしてください。

プロテインの記事の中でも述べている事ですが、筋トレの成果が出るまでに早くて8週くらいはかかります。こればかりは長期戦を覚悟してください

女性編:勝負はチーク、少し明るめの赤で顔の魅力を底上げ

女性は化粧という飛び道具がありますから、顔の魅力を高める事に対しては男性より有利です。

この点については【赤の科学】女性の魅力を増す赤の使い方という記事に詳しく書いていますので、詳細が気になる方はそちらを参照してください。概要について触れると、科学的根拠をベースに化粧のポイントを絞るならナチュラルメイクで構いません、ポイントはチークです

ナチュラルメイクをする時に、少し明るめのチークで自然に仕上がるものを使いましょう血色よく若さのサインを出すことが顔の魅力を高めるのには効果的です。自然さと血色の良さのコンビネーションによって不自然さがなく、自然さゆえに健康と若さを本能に訴えかけるのがポイントです。

おしゃれは好みや価値観がありますが、一度全部塗りつぶしてからお絵描きみたいなメイクはこの方針に反することになります。血色の良さと自然に仕上げやすいという観点からチークのプロダクトを選ぶなら、インテグレート(INTEGRATE) メルティーモードチークあたりが良いでしょう。よければ試してみてください。

恋愛で外見的魅力の影響はあるけど、やりようはあるよ!

引用・参考文献

1)1)Rhodes, Gillian, Leigh W. Simmons, and Marianne Peters. “Attractiveness and sexual behavior: Does attractiveness enhance mating success?.” Evolution and human behavior 26.2 (2005): 186-201.

タイトルとURLをコピーしました