人を読む心理学

研究によると人相から協調性・外向性・神経症傾向・開放性といった性格特性はある程度識別できるようですが、誠実性に関しては顔で判断する事ができません。開放性はアクセサリや髪形によって判断がゆがむ事があるため、顔のパーツだけを見たほうが良いようです

ウソを喋るには、反射的に浮かんだ真実を打ち消して、自分を落ち着かせるという作業が必要になります。これが嘘を言う時にできる「間」であり、質問の仕方によってこの間は大きくなりやすいです。たとえば突然確信について質問する、あるいは前フリをするなどが有効です。

研究によると、シークレットサービスだけがうそを見抜く能力が高い傾向にありました。それは職業柄非言語的なサイン（目を合わせない、作り笑いをするなど）を手掛かりに嘘を見抜く傾向にあるからで、話が怪しいなと思った時は非言語的なサインを見ると良いです。

コールドリーディングとは人の心を即興で読んだように見せかける占い師がよく使う手法です。自分の考えや感情を言語化していくというジャーナリングという練習方法があり、これを習得できると、相手の気持ちを読んだように気の利く人になります。

心から信頼できる人かどうか見抜くには、罪悪感を感じる人かを見るとよいです。なぜなら罪悪感を感じやすい人はお互いの関係に責任を感じ信用できる行動を取りやすいからです。具体的には利益を独り占めしたり、他者を責めないという特徴があります。

人間は直感的に信用できる人を有能さ・慈悲・誠実さの３つで判断しています。ただしプロはこの直感を逆用して信頼できる人物のようにふるまう事があります。プロは自分の利益のために行動することが多いため、直感的な判断は避け、罪悪感など別の指標で判断するべきです。